夜中、大石との電話中にインターホンが鳴る イタズラのように何度も鳴る。 カギを開けた瞬間、勢いよく開くドア。チェーンがしてあったので引っかかる。 そのスキマから顔を覗かせるレナ。(普通の笑顔) 親がいないことを知っているレナ。 圭一が嘘をついたことに対して怒る。 夕飯の内容も知っていた。(とんこつ醤油のカップラーメン) チェーンを掴んでドアを揺らすレナ。 恐怖が頂点に達した圭一は、レナがスキマから出している指を挟んでドアを閉めようとする。 ドアを押さえつける圭一。 レナ「痛い!痛いよ圭一くん…    本当に痛いの圭一くん…悪ふざけが過ぎたのなら謝るよぉ…」(本当に痛そうな声)   「ごめんなさい、ごめんなさい…    ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…」 謝り続けるレナ、自室へ走って戻る圭一。 大石にレナについて聞く。(内容には一部憶測が含まれていますがよろしいですか、と大石。) 大石「正直疑ってます」 圭一「やっぱり、レナ達が犯人?」 大石「あぁいやーそういう意味ではなく    オヤシロさまを、ですよ」 予想外の大石の言葉に、うろたえる圭一。 大石「オヤシロさまの祟りって本当にあるのかなぁ、なんてなぁ    …先日お話した竜宮レナの事件、」 圭一「茨城の学校でガラス窓を割ってまわったっていう…」 大石「はい、実は被害者がいるんです。    それも、とても親しかった男子生徒三人が、バットで殴られているんですよ」 圭一「バットで!?」 大石「なのに、学校側も被害者側も告発していないので、事件にはなっていないんです    このあたりはどぉーも関係者は皆さん口が重い    被害者の一人は、片目に後遺症を残すくらい殴られているにも関わらず    訴えるどころか語ろうともしない」 圭一、窓から外を見る 雨の中、惣菜の入った重箱を持ち、何かをつぶやき続けるレナの姿。 レナ「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…」 翌日、バットを振る圭一。 レナは横を通り過ぎるだけ。魅音が声をかけてくる。 魅音「圭ちゃん、おっはよーう」 一瞬動きを止めるが、挨拶せず素振りを続ける圭一。 魅音「圭ちゃんって野球好きだったっけ?」 圭一「気が散る!放っといてくれ!」              魅音カワイソス(´・ω・) いきなり罵声をあびせられ、魅音も反撃する。 魅音「やめてよ、素振り!」 圭一「な、なんだよ」(素振りとめる) 魅音(声を落ち着かせて)「やめてよ、素振り…」 圭一「やめてるだろ」 魅音「じゃなくて、今日で終わりにして欲しいの」 圭一「んな、なんでだよ    別に誰にも迷惑かけてないだろ」 魅音「かけてる!」 圭一「俺がいつ誰に迷惑かけたよ!」 魅音「それ、人のバットだし」 圭一「転校した生徒の忘れ物だろ    変わってるよな。兄貴だけ転校して、妹は転校しなかったんだろ?」 魅音「知ってたの?」(驚いた声。ここでの驚きは沙都子の過去を知っていたことに対する驚き?) 圭一「北条悟史。沙都子の兄貴だろ?去年鬼隠しにあって消えた…    悟史もやってたんだってなぁ、素振り。それも失踪の直前に。    これってさ、オヤシロさまの祟りにあう前兆ってやつなのか?」 魅音「とにかく!みんな、怖がってるんだよ    もしもこれが悪ふざけなら…悟史の真似は絶対にやめて!」 圭一「先に言っとく! 俺は悟史のことは何も知らない    みんなが隠してたからなぁ!」 魅音「隠してたってわけじゃあ…」 圭一「怖がらせたくなかったってのか!?                       ええその通りです('д`)    それだけが理由で、俺だけがのけ者かよ!」 魅音「いや…そんなつもりじゃあ!」 圭一「ダム現場で、事件がなかったかって聞いたよな    ないって言ったじゃないか! バラバラ殺人があったのによぉ!    嘘つき野郎!」 魅音「ごめん…嘘ってわけじゃ…」(落ち込んだ顔)          マジ魅音カワイソス 圭一「仲間ってのは、隠しごとなんてなしだろ、そうだろ!?    だからお前らは仲間じゃない!」 魅音「け、けーちゃん…。そんなのって…!」 圭一「あぁ、それに見舞いのおはぎ。あれ、うまかったぜ    血が出るくらいになぁ」 魅音「やったのはどっちだ? お前か、レナか?」 圭一「俺を消そうとしても簡単にはいかないからな    悟史を消せたように、簡単に消せると思うなよ!」 素振りを再開する。 圭一「お前が殺された工事の現場監督と、何度も取っ組み合いの喧嘩をしてたってのも知ってる」 少し驚いて顔を上げる魅音。 圭一「隠しきれると思ったのかよ!」 魅音「どうして、そんなことまで」 圭一「行こうぜ。授業に遅れるとまずいだろう」 涙を流す魅音。圭一に罵倒され、知られたくなかった過去を知られたから? 魅音「ひどいよ、圭ちゃん…    そうか…    圭ちゃんに全部バラしたの、あの野郎か    あの時殺しとくんだったなぁ         (涙を浮かべ、"鷹の目"で静かな怒り。)    今年で定年だからって、容赦してやった恩も忘れやがって…!    ちくしょう、ちくしょう…あのジジイ!    絶対に殺してやる!」 圭一「ジジイって…大石さん…?」 帰り道。 背後からの気配を察し、木陰に隠れる圭一。 後ろを見ると、鉈を持って歩いてくるレナの姿が。 一瞬下を向き、顔を戻すとレナの姿はない。 圭一の後ろ(3mくらい?)で静かに佇んでいる。 その鉈はなんだ、と問う圭一に、レナは笑い声で返す。 レナ「圭一くん、悩んでることがあるんじゃないかな?    こわいんだよね圭一くん」 悟史の"転校"を悔やむレナ。『自分が相談に乗ってあげられれば』 「人間の犯人なんていない。全てはオヤシロさまが決めることだもの」 オヤシロさまの存在を全肯定するレナ。 自分の体験を話す。 レナ「レナのところにも来たんだよ、オヤシロさま。    だからレナは転校して、雛見沢に帰ってきたの。    圭一くんの相談に乗れるのは私だけ。    圭一くんを"転校"なんかさせないから…」 鉈を手にして迫るレナ。 それを振りかざして襲い掛かってくることはなかった。 漫画では襲い掛かってきたため、レナはかなり怪しいと思っていたのだが アニメでその描写がないとなると、なくしても困らないシーン つまり、ダミー? 工作員のような二人。暇潰し編に出てくる人達と同じような服装? 後ろからバットで殴られる圭一。(漫画では鳩尾(みぞおち)に一発で気絶させられていた。) アニメでは『殺される』という恐怖を高めるためにバットを使用? 自室で目を醒ます圭一。 傍にいたレナ。 呼び出された魅音。 魅音「レナ、監督には電話した?」 レナ「うん、魅ぃちゃんに電話した後、すぐ来るっていってたよ」 監督って? ・野球に凝ってるのを聞いたら喜ぶ おはぎの宿題の罰ゲーム 圭一を羽交い絞めにするレナ、注射器を取り出す魅音。 魅音「圭ちゃん、わかってるんでしょ?」 注射を打たれた? "ハジマリ"の冒頭シーンへ。 圭一は意識を保ったまま二人を撲殺した。 メモを残し、裏口から逃げる圭一。 圭一、電話ボックスから大石に電話。 "オヤシロさまってのはいるんだと思います" 圭一「ごめんなさい…」 圭一、レナと魅音を撲殺。 自身は喉を引っかき、失血性ショックにより死亡。 時計の裏にメモ。数行が切り取られている。 注射器も持ち去られていた。 "私、前原圭一は命を狙われています。 なぜ 誰に命を狙われているのかはわかりません。 ただひとつ解る事は、オヤシロさまの祟りと関係が あるということです。 レナと魅音は犯人の一味。他にも大人が 4−5人以上。白いワゴン車を所有。 『バラバラ殺人の被害者をもう一度よく調べてください。生きています。  富竹さんの死は未知の薬物によるもの。  証拠の注射器はこれです。』 どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。 これをあなたが読んだなら、その時、私は死んでいるで しょう。これを読んだあなた、どうか真相を暴いて下さい。 それだけが私の望みです。                前原圭一" 『』内部は切り取られた部分。 バラバラ殺人の〜は、漫画(と原作)で"監督"のことを、レナと魅音が 監督っていったら、映画とか 工事現場の監督とか といっていたのを圭一が勘違いしたものと思われる。(これもダミー情報?) ・レナ二重人格説