カオル……。
君が僕を見てくれなくなってどれぐらい経つだろうか?
君はいつも僕の側にいてくれた。
僕も君の側にいられてとても嬉しかった。
いつもいつも、君は僕の側にいて。
ずっとずっと、それが続くと信じていた。
でも、僕が信じていた未来は、まるで嘘っぱちで。
僕が甘すぎるのが嫌だったの?
だから、君は僕が嫌になってしまったの?
僕に飽きてしまったの?
僕はずっとずっと、君の側にいて、君を元気にしてあげたかったのに。
でも、僕はそれでも構わない。
君が僕を必要としなくなっても元気でいてくれるなら、僕は構わない。
君が元気であってくれるのなら、それでいい。
「薫。この栄養ドリンク、賞味期限切れてるぞ」